こんにちは、今回 はRESTFOLK から新登場した、萬古焼(ばんこやき)の土鍋とごはん鍋。以前よりみなさまからのご要望が多いアイテムでした。
私も実家で暮らしていた頃は、母が土鍋でごはんを炊いてくれたり、家族で土鍋料理を囲むことがよくありました。けれど実家を出てからは土鍋とはすっかり疎遠に…。
そんな中、今回の商品撮影の時にスタッフみんなで土鍋料理を作って久しぶりに食べてみたら、改めてそのおいしさにびっくり!
ぜひみなさまにもこのおいしさと土鍋の魅力を知っていただけたらと思います。
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土鍋の特徴
ひとくちにごはん鍋といっても種類は様々で、土鍋、羽釜、アルミ、ホーロー等、いろいろな素材のものがあります。
RESTFOLK のごはん鍋は、羽釜に似たころんとした丸い土鍋。この丸い鍋底でお米がしっかりと対流し、お米一粒一粒がふっくらとしたごはんに仕上がります。また土鍋は蓄熱性が優れているので、沸騰してから蒸らし終わりまでお鍋の中が高温に保たれ、お米のデンプンが芯まで分解されることで甘みが増します。直火で炊き上げるので、炊飯器では作れない香ばしいお焦げが出来るのも魅力です。
続いてお料理用の土鍋。こちらも「冷めにくい」のが特徴であたたまるのに少し時間はかかりますが、一度あたたまれば冷めにくく、余熱を利用して素材にじっくり火が通ります。そのため肉や魚、野菜などの素材を柔らかくし、旨みをしっかり引き出してくれます。 RESTFOLK では今回 8 号( 3 ~ 4 人用)と 6 号( 1 ~ 2 人用)の 2 サイズをご用意。人数や料理に合わせてぴったりのものをお選びいただけます。
萬古焼とは
RESTFOLK の土鍋は萬古焼で作られています。
萬古焼とは、三重県四日市の地場産業で、伝統工芸にも指定されている有名な焼き物です。中でも代表的なのが「土鍋」で、その国内シェアは土鍋全体の約 8 割を占めています。萬古焼の一番の特徴は、なんといってもその耐久性。別名「割れない土鍋」としても知られているほどです。
はじめて土鍋が作られるようになったのは江戸時代中期頃。当時の土鍋は、「空焚きしてはいけない」「底が濡れたまま火にかけてはいけない」など気を付けなければいけないことがたくさんありました。かなり難易度が高いですよね…
そんな土鍋の品質を向上させるべく、研究を重ねて作られたのが現在の萬古焼です。強さの秘密は、リチウム鉱石という石から回収されるペタライト。ペタライトは熱を加えた時の膨張率が極めて小さいのが特徴で、これを陶土に40~50%混ぜ合わせることで、温度変化や直火でもひび割れしない強い土鍋が出来上がります。
萬古焼土鍋の生産工程
次に実際に工房で作っていただいている、萬古焼の生産工程をご紹介します。
萬古焼の特徴であるペタライトを混ぜた土を石膏で作った型に入れて、回転させながら成形していきます。この方法を動力成形といいます。水の出るコテを使用することで、この後の加工がよりスムーズになります。
成形後、型から外してろくろで表面を削り、スプレーで釉薬をかけていきます。この工程により鍋の表面にザラザラとした土の表情が出て、あたたかみのある土鍋に仕上がります。
乾かした後、1200 ℃近い温度で 13 時間~ 14 時間掛けて焼き上げれば完成です。一度に焼き上げる陶器の量や気温などで窯の中の温度が変化するので、繊細な職人技が必要となってきます。
目止めの方法
目止めとは、陶器に元々ある無数の小さな穴を塞ぐことです。陶器は土で出来ているため、土の荒い箇所や釉薬の部分にできる細かいひび(貫入・かんにゅう)があります。そのため目止めを行うことで、穴に付着する汚れや臭い、ひび割れを防ぐことが出来ます。
ここでは簡単な土鍋の目止めの方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
①まずご使用前に軽く土鍋を水洗いします。
②次に、米のとぎ汁(もしくは水と片栗粉か小麦粉)を鍋の 8 ~ 10 分目くらいまで入れます。
その後火にかけ、沸騰後20分ほど弱火で煮沸します。
そのまま冷ましてから水洗いし、しっかりと乾燥させます。
これで目止めは完了です。このひと手間により、土鍋をよりきれいに、そして長く愛用していただけます。
いかがでしたでしょうか。土鍋で作る料理やごはんがおいしいのはもちろん、その歴史や生産背景を知ることで、より愛着が湧いてきますよね。
少しでもみなさまの土鍋ライフのお役に立てればと思います。
私も今から商品の入荷が楽しみです。
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