今日は、最近の Google の CM がショップやサービス運営者にとってかなり大事な内容になっていると感じたので、それをテーマにしてみました。特に SEO やロングテールキーワード(※注)をこれから考えていく方の参考になればと思います。
※注
ロングテールキーワードは、スモールキーワードとも呼ばれる検索ボリュームの小さな検索キーワードのことで、たとえば「雑貨 仕入れ 大阪」「雑貨 通販 人気」などがそうなります。複数の単語が組み合わさったキーワードが多く、より細かい検索をかけたいときに使われるキーワードです。
CM のパターン
最近よく流れているのは、何人かの女性が自由に会話しているシーンからはじまって、気になったことをそのままの言い回しで検索してみる、という内容。カレー屋さんやフレンチレストランを探したり、アベンジャーズの映画をうろおぼえのまま検索したりしていました。
たとえばカレー屋さんを探しているときの内容がこちら↓
大まかなやり取りはこんな感じです。
「カレー食べたい」
「どんなカレー?野菜がゴロゴロ入ってるやつとか?」
「トロっとしてるカレー?」
「ビリビリってやつは?」
「ん~シャバシャバな感じ!」
「シャバシャバ?なにそれ、わかんないわかんない」
「え、じゃあそのまま調べてみる?」
「近くのシャバシャバなカレー」
すると、近所のお店が画像や地図とともに次々と表示されていく、という内容。
そのままの言い回しで検索
これって本当にすごいですよね。「近くのシャバシャバなカレー」と検索しただけで、現在地に近いお店の情報や画像、さらにはシャバシャバしてそうなカレーの動画まで表示されています。
ためしに「シャバシャバ カレー」の月間平均検索ボリュームを調べてみると、500 以下のロングテール(スモール)キーワードでした。( 2019 年 5 月現在)
もしこのキーワードに対するコンテンツをあらかじめ用意できていたとしたら、検索結果ページでの上位表示はそれほどむずかしくはないでしょう。地域ごとのローカル SEO(※注)に対応していればなおさらです。
※注
ローカル SEO(Local SEO)とは、特定の地域や場所が関係しそうなキーワードが検索されたときに、その検索結果で上位表示されるようにしておくことです。
まとめ
つまり Google は、こういったラフな言い回しの検索にも十分対応できることをアピールしつつ、もうひとつ大切なメッセージも込めていると思います。しかもそれは一般の人に向けてではなく、ショップやサービスを提供している側の人に対して、です。
それは、『こういった言い回しの検索にもどんどん対応していますから、それにこたえるようなコンテンツを用意しておいてくださいね』だと思います。
この CM の場合はカレーでしたが、もしあなたが何らかのショップやサービスを展開されているのであれば、その分野でのこういった SEO には対応しておかないといけません。逆にできていない場合は、まるで存在していないかのごとく表示されないか、対策をしっかりしている競合他社にお客様をどんどん奪われてしまうことになりかねません。
検索エンジンの進化に対応していくことは、結果としてお客様に選んでいただけることへとつながります。ぜひ、今回取り上げたような “そのままの言い回し(ロングテールキーワード)” への対応も考えてみてください。
関連記事:「ショップの売上げを変える、ロングテールキーワードの選び方」
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