転売初心者必見! 仕入額と売上原価の違いをわかりやすく解説!

新年度もスタートするこれからの時期に、転売ビジネスをはじめられる方も多いかと思います。
転売をしていく上でとても重要になってくるのが「仕入れ」作業です。仕入れにかかる費用をどれだけ抑えられるかによって、利益率が大幅に変わってくるからです。

そこで、今回は転売初心者の方にぜひ知っていただきたい「仕入額」と「売上原価」の違いについて解説していきます!

 

 

仕入額と売上原価とは?

転売をしていく上で理解しておかなければならないのが、「仕入れ」の仕組みと、「売上原価」についてです。ここでは、その両者について詳しくみていきたと思います。

 

・仕入れとは?

仕入れとは「他社から商品や材料を購入する行為のこと」をいいます。転売は、商品の仕入れにかかった金額よりも高い値段で販売することで利益を出していくビジネスです。また仕入額とは、「当年度に仕入れた商品や材料の総額」のことをいいます。

転売をされる方の中には、志半ばではあるが、利益を出せる商品を見つけられないなどの理由で辞めてしまう方も多くいらっしゃいます。転売するにあたって特別なスキルや知識は必要ありませんが、商品選定などの重要なことは継続的かつ、時間をかけてリサーチしていくことです。

単発的な利益を繰り返すのではなく、しっかりと市場調査などを行い自分の得意とする商品を見つけることこそが、転売を成功させるカギといえるでしょう。

また、適正な仕入額を決めていくためには、ご自分の売上目標を決めることがとても重要になってきます。そして薄利多売で転売をするのか、または利益率50%以上といわれる利益型販売をしていくかなど、転売のスタイルによって仕入方法も大きく変わってきます。
どちらのスタイルが合っているかを見極めて、ご自分の転売のスタイルを確立していきましょう。

 

・売上原価とは?

売上原価とは、「当年度に売れた商品に関連する経費・コストのこと」をいいます。前年度に仕入れた商品を販売した場合でも、当年度の売上原価としてカウントします。
仕入額以外にも、倉庫で保管していた場合の維持費や人件費、光熱費等も売上原価に含まれます。

 

仕入額と売上原価の違いって何?

似ているようで少し違う仕入額と売上原価ですが、具体的にどのような点が違うのでしょうか? 3つのポイントに絞って解説していきます。

 

1.いつの時期の仕入額なのか

仕入額は、当年度に仕入れた商品や材料の総額なのに対し、売上原価は、昨年度や一昨年度に仕入れたものであっても当年度中に販売した商品であれば、その年度の仕入額としてカウントされるのです。このようにどの年度の仕入額を使っているかが両者の違いといえます。

 

2.仕入代金以外も含めるかどうか

仕入額は、単純に商品や材料の仕入れにかかった総額なのに対し、売上原価は、商品の保管にかかった維持費や人件費、減価償却費など販売された商品自体にかかってきたコスト全般も含めます。

 

3.利益の計算に使用されるかどうか

売上原価が「損益計算書」に記載されるのに対して、仕入額は記載されることはありません。損益計算書とは「会社の損益計算を行った計算書のこと」で、これを読み解くことで会社の業績がひと目でわかるものです。

 

売上原価の計算方法とは?

売上原価が利益を算出していく上でとても重要な役割を担っていることがわかりました。では、どのように計算していけば正確な売上原価を割り出すことができるのでしょうか?

 

・売上原価の計算方法

売上原価を求めていくためには、「前期の売れ残り分」、「当期の仕入分」、「当期の売れ残り分」の3つをもとに算出していきます。

売上原価は、当年度に販売した商品の仕入総額のことをいうため、商品が全く売れなかった場合はその年の売上原価は0円ということになります。

売れ残った在庫は、会計上「棚卸資産」といわれます。倉庫などを借りている場合の経費や人件費などもこの売上原価に含まれます。

どんなにたくさん商品を仕入れても、その年度に販売されなければ利益の算出に影響しません。在庫を多く抱えてしまうことにもなりますので、仕入の数は売上の動向をみながら少しずつ調整をし、大きな損失を出さないように工夫していく必要があります。

 

・売上原価は利益を求めるための必須なもの

先ほどご説明した損益計算書の最も上段にある項目として「売上総利益」があります。
これは利益を計算する上で大元となる重要な数字です。この売上総利益を算出するためには、「売上高−売上原価」をすることで求めることができます。そのため、この売上原価はとても重要な役割を持っているということがお分かりいただけるかと思います。

 

まとめ

転売をする上で重要なキーワードである「仕入額」と「売上原価」の違いについて解説してきました。
売上原価が間違った数字だった場合、その年度の利益を計算できなくなってしまいます。そのためには日々の在庫の管理や帳簿の管理などを確実にしていきましょう。

 


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