フリーランスや副業が当たり前になってきた昨今では、気軽に開業ができるとあってネットショップをオープンさせる方が年々増加傾向にあります。
しかしいざショップをオープンさせるにしても、「具体的になにをどのように準備していけばよいのか…」と頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。
そこで初心者の方でも安心してネットショップを開業するために必要な基礎知識と準備しておきたい7つのことについてご紹介していきます。
目次
ネットショップを開業するための手続き
いざネットショップを開業すると決めた際、具体的にどのような手続きをすればよいのかをご紹介します。
・開業日を決め、開業届を提出しよう!
開業届とは「個人事業の開業・廃業等届出書」のことをいい、事業をスタートさせてから1ヶ月以内に税務署に届けることが法律で定められています。届を出してないからといって罰則等はないものの、税の申告等の手続きなどに開業届が必要とされています。
提出する際にはショップの名前である「屋号」を記入する必要がありますので、併せて考えておきましょう。
・開業届を出すことのメリットとは?
開業届を提出するメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
節税対策や赤字の繰り越しができるなど、開業したばかりの方たちにとってはかなりのメリットですね!
また屋号で銀行口座を作ることで、確定申告の際に手続きがスムーズにできるため、個人の口座を使用するのではなく業務用の口座を持つことがベストといえるでしょう。
ネットショップ開業時の準備リスト7つ
ネットショップの開業届を出したら、いよいよショップオープンの準備をはじめていきましょう。
多くの顧客の方たちから信頼されるショップにしていくためにも、念入りに準備をすすめていきましょう!
最低限抑えておきたい準備リストは以下の通りです。
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
1. ショップのコンセプトを決める
ショップのコンセプトを決めることは、開業する上で最も重要なこととされています。
また多くの人たちに興味を持ってもらえるショップにするためにも市場調査を念入りにし、ターゲットにするユーザーを絞っていきましょう。
2. ネットショップの形態を決める
ネットショップの形態は、大まかに分けると「モール出店」と「自社サイトでの出店」の2つのタイプがあります。
モール出店の大手としては、楽天市場やYahoo!ショッピングやAmazonなどがあります。
出店する際にコストがどうしてもかかってきますが、多くの方たちの目に触れる機会はとても多いといえるでしょう。しかし、モールごとの規制や方針があるため、ショップごとの差別化を図りにくく、リピーターの方がつきにくいというデメリットもあります。
自社サイトで出店する際は、コストを最小限に抑えることができると同時に、ショップ独自のサービス等を前面に出すことが最大のメリットです。
しかしショップを運営するにあたって一番ネックになるのが「集客」。販促や集客等をすべて自分で行う必要があるため初心者にとっては少しハードルが高いといえます。
3. 必要な機材やグッズを集める
ネットショップを開業するために必要な機材やシステム等は多岐に渡ります。ここでは開業時に最低限購入するべきものをご紹介します。
購入すべき機材一覧(モール出店・自社サイトの両方ともに必要)
・PCやスマートフォン(必要であればデジタルカメラ)
・電話 ・プリンター ・各種ソフト(会計やデザイン加工など) ・ウィルスセキュリティーソフト ・外付けハードディスク ・梱包資材 |
そのほかにも、自社サイトで運営する場合はレンタルサーバーや各種システム(決済・メール・受注管理や在庫管理など)の契約が必須となってきます。
4. 商品の宣材写真を撮影する
商品の売り上げやショップの認知度を上げていくためにも、商品の宣材写真は命!
実際に商品を手に取ることができないネットショップの世界では、より魅力的に商品を視覚に訴える必要があります。
今ではカメラ機能に特化したスマートフォンを使用し撮影を行う人も多く、初心者の方でも練習次第でプロ並みの写真を撮ることができます。
5. 集客をする
先ほどご説明した通り、ショップを運営するにあたって一番ネックとなるのが「集客」です。そこでネットショップを運営する上で使われる大まかな集客のスタイルをまとめました。
・SEO対策(検索エンジンを意識して、検索結果が上位になるための対策)
・リスティング広告(広告代金を支払い、検索結果のトップに表示させる方法) ・アフェリエイト広告(課金型の広告代金を支払うスタイルのネット広告) ・SNSマーケティング(FacebookやInstagram、Twitterなどで集客する方法) |
様々な種類の広告をすることで集客につなげたいところではありますが、とにかくコストがかかるため初期費用を抑えたい方にとっては痛い出費といえます。
そんな方におすすめなのはSNSマーケティングです。ショップのアカウントを作って地道に集客していくスタイルではありますが、気軽に更新することができフォロワーが増えればリピーター獲得にもつながります。
6. 決済方法を決める
「クレジットカード決済」、「代金引換」、「コンビニでの後払い」が三種の神器!
これらの支払い方法は振込払いと違い、入金を確認せずに発送をすることができるというメリットがあります。また、顧客の方にとっても商品をいち早く手にすることができるため、リピート率が高いとされています。
利用者が一番多い決済方法は「クレジットカード決済」です。そのため各種カード会社に対応したシステムを導入し、決算時のトラブルを回避しましょう。
7. 配送・梱包の準備
ネットショップでの買い物をする際に気になることの一つとして、「配送方法」と「梱包の状態」が挙げられます。丁寧な梱包はもちろん、指定した時間帯に受け取れるサービスなどが求められます。
また発送方法や梱包の情報などは、ショップ内できちんと開示することで顧客の安心につながります。
成功しているネットショップの共通点とは?
実店舗よりもかんたんに開業できるとされているネットショップですが、念入りに準備をしなければ数多くあるショップの世界で生き残っていくことは難しいことでしょう。
そこで、成功しているショップの特徴や取り組んでいることなどについてご紹介していきます。
・電話番号や販売者の顔写真等の開示
何かトラブルがあった時でも電話番号や販売者の顔写真を開示していることで、顧客の方たちの安心感につながります。必須ではありませんが、開示しているショップは成功しているところが多いといえます。
・ドメインの取得
ドメインを取得することでSEO効果が高くなるとともに、顧客の方たちからの信頼を得るためにも重要です。独自のドメインを取得し、ショップのブランディングをしていきましょう。
・SEOキーワード設定などの対策
ネット検索でヒットさせるためにも、SEO対策を熱心にしているショップが成功しています。そのために競合サイトをチェックし、あなたのショップに最適なキーワードを設定していきましょう。
・決済方法の工夫(後払い決済の導入など)
カード決済などのキャッシュレス化が進んでいますが、中には現金で支払いたいと考える方もまだまだ一定数いらっしゃいます。そのためコンビニなどでの後払い決済を導入することもリピーターを増やすために大切なことといえるでしょう。
まとめ
ネットショップを開業するために必要な知識と7つのすべきことについてご紹介してまいりました。大まかな流れを理解することはできましたか?
はじめの一歩を踏み出せば、あとは着実に準備を進めていくのみ! まずはショップのコンセプトをしっかりと考え、そしてどのような形態でオープンするのが最善かを考えることから始めましょう。
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