今は掃除機やお掃除ロボットをはじめ、フロアワイパーや粘着テープのローラーなど、掃除道具にもさまざまな選択肢がある便利な時代。そんな中で、私たちが大切 にしている掃除道具が「ホウキ」です。
この選択肢にあふれた便利な世の中で、アナログな掃除道具であるホウキがなぜ売れ続けているのでしょうか。そこには時代を超えて愛される魅力が詰まっていますので、ぜひ皆さんにご紹介したいと思います。
天然素材のSORGHUM(ソルガム)
shesay のホウキは、SORGHUM(ソルガム)という植物を使って作られています。
ソルガムとは、モロコシと呼ばれるイネ科の一年草のことで、穂先がしなやかでわずかに油分を含むのが特徴です。
穂の部分が長く揃っているモロコシは、昔から座敷箒(ざしきほうき)の原料として使われてきました。モロコシで作られたホウキで畳の上を掃くと畳につやを与えることができるため、昔から日本人には馴染み深い素材でもあります。
ひとつひとつ丁寧に
私たちのソルガムホウキは、タイ北部のチェンライ地方で生産されています。ここにはかつて王朝があり、独自の文化や伝統が今も息づいています。美しい寺院や施設がたくさんありつつも、豊かな自然に囲まれた風情のある土地です。
shesayのホウキは、そんなチェンライの郊外にある工場で長年作られてきました。
ここでは熟練の職人たちがひとつひとつソルガムを束ねて、しっかりと巻きつけながら仕上げていく手作業での製法が今も続けられています。そのため、長年使い続けてもソルガムの抜け落ちが少なく、ヘタりにくいのが大きな特徴です。ボリュームと安定感もあるので掃き心地が良く、細かいゴミやホコリを逃さずに絡め取ることができます。
環境にやさしくて、実用的
掃除道具は時代と共にさまざまな進化を遂げてきましたが、ホウキは電気を使わないため、エコやサステナビリティーの観点から近年注目されるようになっています。もともと場所を選ばずに使えることもあり、掃除機やお掃除ロボットではきれいにするのが難しい狭い隙間やサッシでも活躍するのはもちろん、湿気を吸収しにくいので玄関やベランダなどの掃除にも適しています。
さらにソルガムホウキは、見た目の美しさと実用性を考えて、柄の部分に軽量のニームウッド(インド原産の常緑樹)を採用しています。女性や子供にも使っていただきやすい軽さで、サイズ展開からお好みの長さをお選びいただけます。
日本人にとってのホウキ
ちなみに日本人にとってホウキとは、単なる掃除道具という以前に、祭祀などで用いる神聖な道具としての役割が古くから存在しています。それは魂を「掃き集める」とされたり、邪を「払う」という思想に結びついた民間信仰によるもので、庶民の間でも菷神(ははきがみ・ほうきがみ)という神が宿るとされました。
ホウキをまたいだり踏みつけたりするような行為を忌み、「罰が当たる」と考えるような風習は各地に伝わっています。他にもホウキを玄関に逆さに立てかけると、長居をしている客を帰すことができるというユニークなおまじないまであるそうです。これは「掃き出す」のほか、「払う」ことからきていると考えられています。
現代ではホウキを使うことで心身を整えたり、大掃除で一年の汚れを掃き清めるために使われるなど、何かしらの精神的な繋がりを感じさせる道具としても存在しています。天然素材を使ったソルガムホウキは、そうしたスピリチュアルな要素にも合う素朴な佇まいとなっています。
おしゃれなインテリアとしても
ソルガムホウキは普段使いにサッと使えて便利なのはもちろん、仕舞わずにインテリアの一部としてもお楽しみいただけます。天然素材ならではの素朴でシンプルな佇まいは、さまざまなインテリアと調和しつつ、美しい風景となって日々の暮らしを豊かにしてくれます。
シリーズごとに編み込み部分の細工や糸のカラーリング、柄の長さなどが異なり、それぞれの用途やインテリアに合わせてお選びいただけるようになっています。どれも革紐付きですので、壁に掛けてのディスプレイや収納も可能です。
ぜひ、皆さんもお気に入りのソルガム ホウキを見つけて、日々の暮らしに取り入れてみてくださいね。
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