ウールは自然の中で育まれる羊より刈り取られる繊維です。このウールを生み出す、羊と人間との関わりは古く約8000年以上にもさかのぼると言われています。
ウールは多くの空気を含んでいるため、非常に軽い素材です。この空気は皮膚との間にすき間を作り、外気を遮断し、内からは湿気を熱に変えて2重に保温をします。
繊維の表面はスケールというウロコ状のもので覆われており、水をはじく特性を持っています。その反面、内部は湿気をたっぷり吸収します。
水をはじくのに湿気や汗を良く吸い取る、優れた吸湿性と放湿性は、ウール繊維のみがもつ特質です。
また、水をはじく性質により水溶性の汚れをはじき、吸湿性の良さは静電気による汚れの発生を抑えてくれます。
他にも弾力性に富み、抗菌機能や消臭機能も持っています。
天然のタンパク質から出来ている為、廃棄されると土壌中の微生物によって分解され土に還ります。
また、ウールは毎年繰り返し育ちます。自然を壊すことなく、恒久的に続く自然の営みです。
このように人に優しい繊維だけでなく、地球にも優しい繊維です。
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