内見会は私たちにとっての開幕戦 ~ VR 展示会編~

こんにちは、スタッフの藤田です。

私たちの大切なイベント、内見会の舞台裏を数回に分けてご紹介しています。
今回のエピソードは、2021春夏コレクションのリリース時に配信した、新しいコンテンツ「 VR 展示会」の裏側を少しお話させていただきます。

VR とは? AR との違い

テレビや雑誌などで「 VR 」や「 AR 」という言葉を耳にすることが増え、ゲームやアプリを通して実際に体験された事がある方もいるかと思います。
VRとは「Virtual Reality(バーチャル・リアリティー)」の略で「仮想現実」とも言われ、「目の前にある現実とは違う現実を体験できる」ことです。まるで実体験しているような体験が得られること意味しています。ちなみに、ARは「Augmented Reality(オーグメンテッド・リアリティー)」の略で「拡張現実」と言われます。
「 VR 」は、自分が映画の世界に飛び込むようなイメージで、「 AR 」は映画から飛び出したキャラクターが、自分の手の平の上で動くようなイメージです。どちらにしても近未来のような、少し非日常的な感覚があるコンテンツですね。
今回チャレンジしたのは、「 VR 」で、私たちの内見会の世界観へ飛び込んでいただくことが目標でした。

きっかけは、新型コロナウイルスでの挫折

内見会はお得意先の方々に来場していただき、新作商品を直接見て、手で触れて、その空間の中で体感していただくものでした。
会場となる大阪本社と東京営業所へは近辺だけでなく、時には九州や北海道からも足を運んでくださるお客様もいました。お客様とコミュニケーションを取りながら、賑やかな内見会が今までの形で、スタッフも楽しみにしているイベントでした。
しかし、新型コロナウイルスの影響で来場できなくなったお客様や、人数制限など、私たちが理想とする内見会の姿から少し変わっていきました。このままではお客様に届かないし、伝わらない。それを痛感しました。初めは動画制作から始めて、そして今回は「 VR 」を使った新たなコンテンツにチャレンジすることになりました。

人の手でつくる実際の現場

今回、VR の担当をした私は、どちらかというとアナログ人間で、スマホアプリも漫画を読むくらいしか活用していません。なので、VR が出来上がる工程はまったく想像がつかず、ドラえもんのひみつ道具「アニメーカー」のように「ぺ・ポ・パ」で簡単に作れるのではないか、と妄想を膨らませていました。
(ちなみに、「アニメーカー」とは脚本や原画、動画などセルアニメを制作する際の全工程の製作を自動で行い、声優も機械的に合成して出すことが出来る道具で、のび太が何もしなくてもアニメが自動で出来上がる、夢の道具であります。)
引用元:ひみつ道具カタログ

そしていよいよ撮影当日。 VR 撮影には専門のカメラマンに来ていただきました。
VR コンテンツを作成するためには、特殊な 3 D カメラを使って 360 ° スキャニングしていきます。アメリカからやってきた最新のカメラは、通常のものとは違って形状やレンズも独特。(四角い感じは「アニメーカー」に似ている!)
場所を決めてボタンを押すと、カメラが 360 ° 自動回転して撮影を始めます。カメラと被写体、壁までの距離を測定しながらスキャニングしていきます。(何とも賢いカメラ!生成する速さは「アニメーカー」に近い!)
数カ所スキャニングをして、複数の画像がソフトの中で勝手にひとつの空間として生成されていきます。

この時点までは、「アニメーカー」そのもののような簡単さと近未来感で、私はのび太になった気分でいました。しかし、ここからは「アニメーカー」とは違う、機械やツールに頼るだけではない現場が待っていました。

このカメラは「まるでその空間を歩いているような高画質で、臨場感あふれる3Dウォークスルー画像が出来上がる」が謳い文句で、VR コンテンツ内でポイント(〇の所)に合わせて自由に動かすことができます。

ポイント = 撮影場所となり、コンテンツ内での動作を想像しながら、場所を決めていきます。

実際の撮影では、被写体との距離が近すぎるとひずみが出やすかったり、黒く細い線のような物体はきれいにスキャニングされないなど、想像以上に気をつけなければいけない点がありました。カメラマンと一緒に何度も調整を繰り返しつつ、1 歩、また 1 歩と空間を進みながら撮影していきます。最終的には、ひと部屋あたりで約 50 か所にもおよぶ撮影となり、気がつくと数時間が経っていました。

また、カメラが 360° 回転していくので、撮影者が写り込まないよう工夫が必要で、カメラの反対側へ逃げたり物陰に隠れたりと、” だるまさんが転んだ ” のような感じです。注意を払っていても鏡越しに写り込んでいる自分を見つけては、撮り直し!と、細部までチェックが欠かせませんでした。

その様子は「アニメーカー」とはまったく違い、繊細な気配りや工夫などが必要なものでした。

想いを伝えるツール

私たち SHISEI が大切にしているのは、その土地に根ざした文化や職人ならではの技術を使ったものづくりです。
それは手作業や職人のカンのような少しアナログなもので、「 VR 」が私たちの製品の雰囲気とマッチするのだろうか。本当に私たちの想いが伝わるのか、正直不安なところもありました。
しかし、「 VR 」という最新技術の裏側は、カメラマンの経験や工夫、それこそ職人のカンが必要なもので、人の手によって作り込まれたコンテンツだったのです。

VR 展示会のコンテンツを見たお客様からも「すごい!」「雰囲気が伝わりました」「まるでその場にいるみたいで楽しかった」など、感想をいただきました。また、「コンテンツを見たから、実物も見たくなった」と新しい出会いも…。予想以上の反響があり、ほっと胸をなでおろしました。

メールより手紙、チャットより電話。アナログであることが、想いを伝える最善のツールだと思いこんでいたかも知れません。
距離や時間を超えて多くの方へ届けるためには、考え方のアップデートが必要だと実感しました。

これからも、最新技術やコンテンツ(ドラえもんに登場するような道具も)を、想いを伝えるツールのひとつとして活用していきたいと思います。
それでは VR による新しい展示会体験をぜひお楽しみください!

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内見会にまつわるさらに詳しいエピソードは、これから数回に分けてお届けしていきます。

それぞれの舞台裏をどうぞお楽しみに!
そして今後の内見会にも、ぜひお気軽に足を運んでいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

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